絵本

さんまが娘に読み聞かせていた名作絵本『100万回生きたねこ』

100万回生きたねこ』は、お笑いの神さま さんまさん が娘の IMALUちゃん に読み聞かせていた絵本だったそうです。

さんまさんの読み聞かせは・・・

ひゃ・・100万回!?

などと、絵本にかれている言葉にいちいち、大げさに反応して大声だすので、娘のIMALUちゃんはなかなか寝つけなかったそうです。うるさかったでしょうね。お母さんの大竹しのぶさんも朗読CDをだされているので、親子そろって大好きな絵本なのでしょうね。

今回は、さんまさんも驚いた 名作絵本『100万回生きたねこ』のおはなしです。

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100万回いきたねこ あらすじ

100万回も生まれ変わったねこは、100万人の人にかわいがられていました。自分のことが大好きなねこは、死ぬのなんか平気でした。

あるとき、ねこはのらねことして生まれました。そして、一匹の白いねこと出会います。

大人も子どもも読んでいる、佐野洋子の代表作。(文引用:佐野洋子 official web site

「きらい」が「だいきらい」に変わるとき・・

わたしは小学2年生のときに、影絵の『100万回生きたねこ』を見たことがきっかけで知りました。最後には誰もいなくなってしまうので、当時は悲しいおはなしだと思っていたのですが・・。

大人になってあらためて読んでみると、こどもの頃とは違う細かい点が気になりました。

子どものころはペラペラとページをめくって読み進めることができたのに、今回は「きらい」と「だいきらい」というページで ピタリと指が止まったのです。

最初は、飼い主への感情が「きらい」だったのですが、おはなしの中盤から「だいきらい」へと変化 していたのです。

なぜそんな変化がおきたのでしょうか?

人生1度目のわたしには、わかりません・・・。

100万回も生きていると、おもしろいことも楽しいことも、なんにもなくなってしまったのかもしれません。

恋をするまでは・・・

「大きらい?大好き?」評価がわかれる不思議な絵本

『100万回生きたねこ』は、大すき大きらい の意見が極端に分かれる絵本です。なぜ、きらいな人が多い絵本なのに、長年読まれる名作絵本になっているのでしょうか?

大きらい な理由?

大きらいと言う意見で多いのが、「死ぬ」とか「きらい」という良くないことばが繰り返されることです。

なので、「こどもの教育によくない」「読み聞かせていてつらくなる」などという意見が聞かれます。読み聞かされたこどもの反応もよくないみたいです。

大好き な理由?

100万人の飼い主をきらいだと言っていた『100万回生きたねこ』が、たった一匹の白猫を愛し、家族をつくり幸せをつかんで変わっていく姿。そして、愛した白猫の死を悲しみ、嘆き悲しむ姿に、多くの人が涙を流しました

この絵本が大好きだという人たちは、こどもたちに読み聞かせをした親たちが『100万回生きたねこ』を自分のことだと感じ、本当の幸せとはなにかを理解した のだと思います。

恋をして親になった 幸せ悲しみ

『100万回生きたねこ』が名作絵本として長年読まれ愛された理由は、読み聞かせをした親たちが感動したからです。

  • 人生をやり直したい
  • こどものころに帰りたい

大人になると、そんな夢ものがたりを考えてしまいます。

ですが、人生をやりなおすことは不可能です。

長生きしても、お金があっても、なんど生き返っても『100万回生きたねこ』のように不満ばかりで、幸せになれない・・・。

けれど、大人になって家族ができて、こどもに『100万回生きたねこ』を読み聞かせしている今、

わたしは 幸せなんだ! 

と理解し感動したのです。そして、別れときの悲しみも・・・

『100万回生きたねこ』が長く読み継がれているのは、親になった大人たちが感動する絵本だからなのですね。

やすみ
やすみ
いま幸せですか?
たくたく
たくたく
ですです。毎日 Happy Birthday!
やすみ
やすみ
毎日誕生日って・・・。いったい、何人家族がいるんですか?
ABOUT ME
やすみ
やすみ
本が好きな社会人1年目。図書館・博物館・水族館も好きです。 苦手なものは怖いものです。おばけ屋敷に入れば、最初に出会ったおばけで腰を抜かし、そのおばけに出口まで送ってもらったほど苦手です。 なので、日々、「楽しいもの」を探しています。