あなたがはじめて作ったお菓子は何でしたか?
わたしがはじめて作ったお菓子はチョコレートでした。
溶かして固めるだけなので簡単なはずなのに、出来上がったものはとんでもない代物だったのです。
わかったさんにとって、はじめてのお菓子はクッキーです。わかったさんシリーズの第1作目が『わかったさんのクッキー』なのです。
わかったさんも最初のお菓子作りは、難しいと思ったのでしょうか?
わかったさんのクッキー あらすじ
クリーニング屋のわかったさんは、洗たく物に入っていたかぎを返しに行ったマンションで、クッキー作りのかぎをマスターします。
簡単!スプーンで落とすだけ
わかったさんは、迷い込んだ不思議な世界でロック・クッキーの作り方を教わります。
ロック・クッキーとは、型抜きをしなくもすむクッキーのことです。岩のようにゴツゴツした見た目からロック(岩)クッキーといわれます。
生地を伸ばして型を抜くのではなく、スプーンで生地を落とすだけなので簡単でいいですね。家にある道具で作ることができるのも魅力です。
物語とともにお菓子作りが進んでいくので、自然とクッキーの作り方が頭に入ってきます。
本の見返しにレシピが載っているので『わかったさんのクッキー』があれば、クッキーを作ることができます。
お菓子作りに関して、『わかったさんのクッキー』で一番伝えたいことは分量をきちんと量ることです。
当たり前だよと思いましたか?お菓子作りが好きな方には初歩中の初歩かもしれませんね。ですがお菓子作りの失敗って、分量を間違えていることが多いんですよ。
カレーライスをはじめとした料理は、調味料の量が多少大雑把でも美味しく食べられますが、お菓子ではうまくいきません。
わかったさんのおかしシリーズの最初の巻なので、お菓子作りで一番大切な基本を伝えたかったのでしょう。
大爆笑されたお菓子
わたしは友人に誘われて、バレンタインのチョコを作ったのがはじめてのお菓子作りのきっかけでした。
あなたは・・・ 友チョコ を作って交換し合ったことってありますか?
わたしの家にはおやつの習慣がなく、お菓子作りをほとんどしたことがありませんでした。型に溶かしたチョコを入れれば完成だと思っていたので、はじめてでも「まあ、なんとかなるかな」と考えていました。
ところが出来上がったチョコを食べてみると・・・・
固くて食べられなかったのです。
型ギリギリまでチョコを入れたため、厚さ2㎝の星形チョコになったからです。
作り方を教えてくれていた友人は、まさかわたしが型のフチまでぎっしりチョコを入れているとは思いもしなかったようです。
出来上がった極厚のチョコを見て、大爆笑されました。お菓子作りは難しいと思った思い出です。
ちなみに極厚の星形チョコは、砕いて友人たちと食べました。味はちゃんとチョコレートだったんですよ・・
カギのキャラクター、覚えている?
「わかったさんのおかしシリーズ」を読んだことがある人って、多いのではないでしょうか?
わかったさんの本には、いつもカギのマークのキャラクターが出てきます。どのシリーズにも、お菓子作りのポイントには、必ずカギのキャラクタ―がいるのです。
あなたはなぜ、カギのキャラクターなのか知っていますか?
カギのキャラクターの秘密がわかるのが、『わかったさんのクッキー』です。カギのキャラクターが、きちんとおはなしの中に登場するのは、この本だけなので要チェックですよ。
あなたのはじめてのお菓子作りはどんな思い出?
はじめて作るお菓子って、慣れないことばかりで苦労しますよね。
はじめて作ったお菓子は今でも大好物ではありませんか?
苦労したぶんだけ、出来上がったお菓子はおいしく感じるのだと思います。
わたしは2月にたくさん登場するチョコレートを見ては、極厚の星形チョコを思い出します。
あなたのはじめてのお菓子作りにはどんな思い出がありますか?
