この絵本『ママ』を読んでいると、大阪にいる母に会いにいきたくなりました。初めて産まれた赤ちゃんのわたしを、こんな気持ちで育てていたんだと思うと、思わず母に感謝したくなったからです。
はじめての赤ちゃんを育てる新米ママの不安。『ママ』は不安でたまらない新米ママに、「だいじょうぶだよ」とやさしく声をかけてくれます。
『ママ』あらすじ

はじめての子育てに悩む新米ママ。泣いたこどもを前にして「もうイヤ」だと思ったり、こどもの笑顔を見て「なんてしあわせなの」と思ったり・・。たいへんな新米ママの1年間を、シンプルなイラストと、素直な言葉で綴っています。
むろぞのくみ・まなべなほ:作
出版社: 主婦の友社
すべてのママが、ママであることの幸せを感じられますように。
幸せなママのもと、幸せな子どもたちが育っていきますように。
新米ママの悩み
絵本にも書かれていますが、はじめて子育てする新米ママの悩みは多いです。
- おっぱいがうまくあげられない
- 夜泣きかんむし。泣いている理由がわからない
- 24時間つきっきりで自分の時間がない
などなど、新米ママは初めての子育てで、ストレスが溜まりっぱなしになります。
新米ママの喜び
はじめての子育てでストレスが溜まっても一瞬で解決するのが、
- ときおり見せるこどもの笑顔
- 日に日に成長するわが子の姿
- 必要とされていると感じる仕草
もう、あなたがいない人生なんて考えられない!
おかあさん、あなたの子どもで幸せです。と言えますか?
母からすると、いつまでたっても「こどもはこども」です。
赤ちゃんだったころの記憶はないので、夜泣きで親を困らせたことなんて覚えていません。親になって初めて「こんな思いをして、わたしを育ててくれたんだ」と気づきます。
小学生のころになると反抗期が始まって、親に口答えするようになります。反抗期が遅かったわたしは、家庭訪問で先生が「反抗期がないっておかしい」と言っていたのを聞いて、無理やり親に反抗したことがありました。今から考えるとバカなことをしたものです。
高校くらいになると進路について悩み始めます。なんだかんだと母が口出ししてくるのですが、母のいうことなど関係ないと反抗。婚期が近づいてくると、相手のことを避難する母を、うっとうしいと思っていました。
今になれば、母は子どものわたしを心配して、いろんなことを言ってくれたんだと思います。
苦労して育てて大きくしてくれた母に。なんとまぁひどいことをしてしまったのか・・・。いまとなっては後悔しかありません。
でも、いまは母に感謝する気持ちしかありません。
おかあさん、わたしはあなたの子どもで幸せですよ。
はずかしいから匿名で (笑)
姪っ子が結婚してこどもが産まれた時の贈り物
絵本『ママ』のサブタイトルは、~Mamiversary~ となっています。
Mamiversaryとは、作者が「mam + anibersary」を合わせた造語で、子育てを1年間「がんばっているママの記念日」という思いを込めてつけたものです。
わたしには姪っ子がふたりいるので、彼女たちにこどもが産まれたら、
姪っ子たちにプレゼントしたい絵本です
子育てが手伝えればいいのですけど、そういうわけにもいかないですから・・・。
この絵本は2012年に発売されたのですが、2018年に新装版として表紙を変えて再発売されました。子育てを頑張る新米ママのために、長くなが~く販売してほしいです!