絵本

いくつになっても母親が大好き。どうしておかあさんが大好きなのかわかる絵本『おかあさんはね』

母がが病気になって手術をした後のことです。

40も半ばをこえたわたしでしたが、手術を終えた母がベッドで座っている姿をみていると、からだが勝手に動いてハグをしていました

いくつになっても、子どもはこども。いくつになっても子どもは、母親が大好きなんです。

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おかあさんはね(I Wish You More)内容


“子供に毎日伝えたい、ことばの贈り物。”

全米でベストセラーとなり10か国以上で翻訳出版。子どもの健やかな成長を願う終わりのない愛の絵本。

文: エイミー・クラウス・ローゼンタール
絵: トム・リヒテンヘルド
訳: 高橋久美子
出版社: マイクロマガジン社

おかあさんが描かれていない絵本

この絵本には、おかあさんの絵が描かれていません。こどもたちのいろんな姿が描かれているのですが、こどもを見つめるおかあさんの気持ちが文になっているのです。

こどもが遊ぶ姿や、頑張る姿・・。こどもを見つめて願う、やさしいおかあさんの気持ちが伝わってきます。

わたしたちが遊んでいるとき、おかあさんはこんな気持ちで見守ってくれていたんだ。

そんなおかあさんの気持ちが伝わる、とてもほんわかする絵本です。

おかあさんとの想いでいっぱいありますか?

あなたのおかあさんは、どんな母親でしたか?

  • 教育ママ?
  • 放任ママ?
  • べたべたママ?

おかあさんはヒステリック!?

わたしのおかあさんは、とってもヒステリックな母親でした。

いつも妹のお尻をペンペンしたりとか、妹が泣きわめくと池に連れて行きました。うちの母親は、もう怖くてこわくて・・・。

妹は小さいころから頑固もので、絶対あやまらなかったようです。そんなところが、母とそっくりだったせいか、母も自分をみているような気分だったのでしょうね。

そんな母娘ですけど、いま両親は妹夫婦と2所帯で同居して暮らしています。

やっぱ、頼りになるのは女の子だよね!

って、母は言いますけど、どの口がいっているのだか。

やさしいかった想いでしかないのは気のせい?

妹が叱られているのはよく見ていましたが、普段は優しい母でした。お菓子もよくつくってくれたし、明るくて陽気な母でした。

毎年夏になると、家族でキャンプに連れて行ってくれました。釣ってきた魚を、母と一緒に料理をしたり、きれいな夜空をふたりで眺めてお話したり・・。

小学校に上がる前は、ヤクルトおばさんをしていた母にくっついていっしょに配達したりして、1日中いっしょにいた記憶しかありません。

はるかむかしのことなので、良い想いでしか残っていないのかもしれません・・。

母が手術すると聞いたときのショック

母が手術をすると聞いたときのことはよく覚えていません。卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)という病気で、卵巣を全摘出する手術だということでした。

妻から聞いた話では、その時かなりショックを受けていたようで、「産まれたところがなくなるんだ・・」とつぶやいていたそうです。

冒頭でお話したとおり、母の手術が無事終了したあと、ほっとしたのか思わず母にハグしてしまいました。40男がなさけない・・!?

そのとき母は、ビックリしたような、うれしそうな、ちょっと不思議な顔をしていました。

おかあさんにハグしよう!

この絵本を読むと、おかあさんにハグしたくなります。

いくつになっていてもいいですから、「おかあさん、ありがとう」という気持ちで、

おかあさんをハグしよう!

いい年した大人にハグされて、ちょっとビックリするかもしれませんが、

きっと、おかあさんの嬉しそうな顔が見られますよ!

ABOUT ME
たくたく
たくたく
ほっこりっち編集長です。 大阪泉州地区出身の50代。 IT関係の仕事をしていたが、絵本専門の出版社に転職したことから絵本と文章の魅力に目覚める。 3年勤めた出版社を退職後は個人ブログを運営し、外部メディアさんに寄稿する機会も増えてきました。