わたしは悪い子なの?
いつも怒られてばかりだと、悲しくて、落ち込んでしまいますよね。
『おこだでませんように』は、いつも怒られてばっかりの男の子が、覚えたばかりのひらがなで、短冊に書いたお願いのことばです。
みんなの笑顔が見たいだけなのに・・、おこだでませんように(怒られませんように)・・・。
おこだでませんように あらすじ
「ぼくは、いつでもおこられる。家でも学校でも…。休み時間に、友だちがなかまはずれにするからなぐったら、先生にしかられた」いつも誤解されて損ばかりしている少年が、七夕さまの短冊に書いた願いごとは…?
(文引用:小学館ホームページ)
なんで怒られるのかわからない・・
小学校1年生になった主人公は、お母さんや先生に褒めてもらいたくて、精いっぱい頑張っているんです。なのに毎日怒られます。
- 妹と遊んでいると、妹が泣いてしまって、怒られて。
- 仲間外れにされて、乱暴しては、怒られて。
- 元気よく歌っていると、声が大きいと、怒られて。
自分なりに、精いっぱい頑張ってるのに・・・・
反論すると、もっと怒られるのがわかっているので、そっぽを向いて涙を流す「ぼく」。
なんで怒るの? ぼくは、悪い子なの?
関西によくいるお調子ものの男の子
なんど怒っても、言うことをきかない、同じことを繰り返す子どもがいます。同じことを繰り返すのは、悪いことをしたと思っていないからです。
関西ではお調子ものといいますが、本人たちは「お母さんの笑顔がみたい」だとか、「クラスを盛り上げよう」とか、本人なりの理由があります。
お調子ものは、いつしか大人たちから「またあいつか!しゃあない奴やな」と色メガネでみられ始め、なにをやっても怒られるようになってしまいます。
わたしが子どものころ、お調子ものの友だちがいましたが、おもしろくて頼りがいのあるナイスガイでしたけどねぇ。
怒られてばかりだとリンゴもくさる
半分に切ったリンゴに1ヶ月、優しい言葉と罵声を浴びせさせる実験をした結果の写真がTwitterにアップされていました。
教室で1ヶ月間行った実験。
右が罵声を浴びせ続けたリンゴ、
左はきれいな言葉をかけ続けたリンゴ。
どちらももともと一つのリンゴでした。
非科学的だけど、
言葉の力ってすげえなぁ…
と感じた日でした。 pic.twitter.com/bekw1sg6TU— それなbot (@sorenabot__) 2018年6月4日
罵声を浴び続けられたリンゴは真っ黒になっていて、元が同じリンゴとは思えません。これが人間だったなら・・・子どもだとしたら・・・・。
ぞっとしますよね。
いくらタフな男の子でも、理不尽に怒られると耐えれません。
怒らずに理由を聞いてあげましょう
こどもでも、おとなでも、怒られるといい気分ではいられません。
本人も悪気があって、怒られるような行動をとっているわけではありません。
悩んで、悩んで・・、誰にも言えず・・。
七夕の日に、つたないことばで、精一杯の願いを短冊に書いた男の子。どんなにつらかったことでしょう・・・。
悪いことをしたら怒るのは当然ですが、やった本人は悪いと気付いていないかもしれません。だから、しっかり話を聞き理解したうえで、間違っていることは正してあげることが大切なのです。
あなたがもし、仕事で上司に、家でお母さんに、怒られてばかりだとしたら、
あなたの心、耐えれますか?
なにしてんだ!
笑ってもらいたくて、
ブーブークッション仕込んだだけなのに・・
わたしが悪かった・・ん?