こんな大人にはなりたくない!
子どものころ、そう思ったことはありませんか?
子どもの目線から見た大人って、「なにやってるんだろう」とあきれられてしまうことが多いのではないでしょうか。
大人になった今、あなたは「なりたくはない大人」になっていませんか?
ダメダメな大人ばかりが登場する『ろくべえまってろよ』は、子どもたちは大人に対して厳しいということを思い出させてくれます。
ろくべえまってろよ あらすじ
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たいへんだ! 犬のろくべえが深い穴の中に落ちてしまった。早く助け出さないと死んでしまうかもしれない。
どうしよう! 子どもたちは救出大作戦に……。
ケチな大人にはなりたくない
『ろくべえまってろよ』を読んでいて、ずっと思っていたことがあります。
なんて 優しくない大人 なのでしょう。
大人は誰もろくべえを助けようとしてくれません。小学1年生のかんちゃんたちは、そのたびに大人に「ケチ」といいました。
「ケチ」といいたくなるのもわかるほど、『ろくべえまってろよ』に登場する大人は全くあてになりません。
かんちゃんたちの「ケチ」という言葉には、大人に対する子どもの不満が多く含まれていると思うのです。
- なんで助けてくれないの?
- なんでダメばかりいうの?
- 自分だってやっているくせに
子どもの頃、かんちゃんたちと同じ気持ちになったことってありませんか?
あっ わたしもケチな大人だった・・
大人の行動を子どもはよく見ているものなので、大人のごまかしや言い訳は通用しません。その分、子どもたちの大人への評価は厳しいのだと思います。
この絵本に出てくる大人はみんなひどいなあ。そのようなことを考えながらハッと気づきました。
わたしも大人だった。
子どもたちの目には、私たち大人はどうしようもない「ケチ」な大人だと映っているのでしょうか?
そんな大人にはなりたくないと思いつつも、ついつい人の目が気になったり、自分にできるかどうかを行動するよりも前に考えてしまいます。
わたしもかんちゃんたちに「ケチ」といわれそうです。
子どもは正直 なので面と向かっていわれると、けっこうグサッときますよね。
「ケチ」っていわれたくないなあ・・・
こんな大人になりたい!
できるならば、子どもたちに「頼もしい!」と思われる大人になりたいものです。
なぜかというと子どもたちに頼られる大人って、信頼あるデキる大人な気がするのです。
そんな大人になるにはどうすればいいのでしょうか?
社会人になって1年目のわたしは、頼もしい大人になるためにまだまだ時間がかかりそうです。
まずはろくべえをどうすれば助けられるのか、必死に考えることにします。
ろくべえ、まっててね。
