初恋の感覚。覚えてますか?
好きな子のことを考えると、胸がキュンとしてドキドキする感覚。もうとっくに忘れていたのですが、『サウスポー』を読んでみて、初恋の胸がキュンキュンした持ちを思い出しました。
じつはこの絵本『サウスポー』は、大人に人気の絵本なんですって。知ってました?
『サウスポー』あらすじ

仲のよかった少年と少女がふとしたことがキッカケでケンカを始める。一通の手紙から始まったケンカはエスカレートして相手を傷つけるのですが、傷つけあいながらも手紙のやりとりをしていくうちに、やがて心が通じ合い・・・・。
作: ジュディス・ヴィオースト
絵: はた こうしろう
訳: 金原 瑞人
出版社: 文溪堂
海外絵本ぽいけど日本の絵本!?
アメリカの作家「ジュディス・ヴィオースト」の原作で、主人公の名前は、リチャードとジャネット。絵の中に描かれている手紙は英語で書かれているし、絵のタッチから外国の絵本のように感じますが。
ですが、絵は日本人の「はた こうしろう」さんが描いています。エンピツで書いたようなラフな絵に、各ページひとつのの色だけを使っています。
最初は黄いろで、水いろに変わり、最後は緑いろ。
色の変化が、気持ちの変化を表現しているんだと気付くと、すごくオモシロく読めるました。
じれったい・・じれったい・・・
ケンカをはじめると、お互い意地を張ってしまって、「ごめんなさい」が言えないものですよね。
キライだったら、それで終わるんでしょうけど、気になる同氏だったら早く仲直りしたいものです。絵本の中のふたりも、ずっと意地を張っているので、
「どっちでもいいから、早くあやまって仲良くしようよ」
って思っちゃいます。じれったい・・じれったい・・・。
あまずっぱい初恋時代を思いだして思わず赤面!
あなたの初恋はいつごろでしたか?
わたしの初恋は、小学校5年生のころでした。顔ははっきり覚えていないのですが、転校先のクラスメイトにいた女の子です。身長が高くて、日に焼けて真っ黒で元気が良かったのを覚えています。
サウスポーのふたりのような両想いではなくて、わたしの一方的な片思いでしたけど・・・。
運動会か何かの時に、彼女の手を握ることがあったのですが、緊張していたのが手に汗ばんでいて恥ずかしかったことを覚えています。
サウスポーを読んでいると、あまずっぱい初恋のことを、つい思い出してしまいます。
絵本「サウスポー」は、リチャードとジャネットのふたりの姿がじれったくて、最後の最後までモンモンするストーリーなのですが、最後の最後には、なんじゃそれっ!て、思わず叫んでしまうのです。
ほんとにこのふたりは!と、赤面しながら見てしまうちょっとうれしいラストシーンでした。
あなたも初恋。思い出してみませんか?