お休みの日は何をして過ごしますか?
ショッピングに出かけるのもいいですし、どこかへ旅行にいきたいかも・・。でも、家でゆっくりするのもいいですよね。
時間を気にせず、のんびり過ごすのも大切です。
『旅の絵本Ⅱ』は、ゆっくりくつろぎながら旅行気分を味わえる 最高の絵本です。
旅の絵本Ⅱ(改訂版) 内容
世界中の読者を魅了し続けている安野光雅の「旅の絵本」シリーズ。その第2巻目<イタリア編>は1978年に初版が出版されました。
ところが、それ以降の同シリーズとは印刷・製版方法が違っていたため、色の鮮やさにやや欠けるところがありました。
そこで、今回、全画面を着色しなおし、さらに、巻末に作者自身による解説を新たに加えました。より美しくて、より楽しい「改訂版」として生まれ変わりました。
(文引用:福音館書店ホームページ)
『旅の絵本Ⅱ』の舞台は、まだ馬が移動手段だったころのイタリアです。それではゆっくりくつろぎながら、イタリアへ旅立ちましょう。
文字が ひともつない 絵本
この絵本には、文字がひとつもありません。
ページいっぱいに、草原やイタリアの街並みが描かれています。
時代は現代ではなく、馬で移動していたころの時代。絵に描かれた市場の様子から、人々の暮らしぶりが想像できます。
水彩画のような落ち着いた雰囲気の絵が、のどかな風景をよりいっそうひきたてます。
写真や映像で見る風景より、絵画のほうが心に残るのはなぜでしょう?
最後のページだけ・・違います
わたしが印象に残ったのは、最後のページです。
この絵本は、全体的に人や動物が多く描かれているのですが、最後のページだけが違います。
一面に広がる海に、馬1頭と人ひとりが描かれているだけです。寂しく感じられる風景は、今までのページとはひと味違います。
海がはてしなく、はてしなく広がっているのです。
あわただしい日常を忘れて、ゆったり椅子に座って『旅の絵本Ⅱ』を開いてみましょう。
穏やかな時間を過ごせば、きっとあした、いいことがあるはずです。
